かれこれ「検察官になる!」と言い出してから早6年ほどになるでしょうか。
確かHEROのキムタクと阿部寛と逆転裁判の影響。
被害者の味方になれるのは検察官だけ。そんなセリフにしびれつつ本日に至るわけです。

そんなこんなで夢の法学部に進み、必死で手を伸ばせば届く位置にまでやってきたのだと思います。
しかし、ここ数週間の目まぐるしい「ローは難しい」の言葉の渦のせいで、私は少々メンタルをやられてしまっていたわけです。
もう法曹なんてしんどいことだるいなー、って、思ってしまっていたわけです。

本日に至ります。
アイセックなる国際交流サークルでの出来事です。
活動後のアフターでたまたま、ある一人の美人と知り合いになりました。
今まで見かけたことがなかった方ですが、どうやら私と同じ法学部の方らしく、すぐに意気投合しました。
彼女は言いました。「私はロー一筋なの」
私は言いました。「しんどいやろうに」
彼女は笑みを浮かべたまま、言いました。「だってずっと弁護士になりたかったんだもの」

その一言が私をどれほど揺さぶったことか。
ああ、どうして私をそんなに揺さぶるのかしら。その言葉はただあなたの夢を述べたそれに過ぎないのに。
私はいつも言い続けてきたじゃない。「だってずっと検察官になりたかったんやもん」
その言葉一つで、目の前のどんな障害だってぶっ倒してきたじゃない。
しんどさ一つでその言葉を捨て去るつもりなのかしらん。

自分の頭脳に自信があるわけでは決してないし、この先賢くなれる自信だって無い。
でも一つ考えてみれば、数年前に京大を目指すと宣言したとき、いったい誰が私の合格を信じたのだろう。
初めて京都大学のパンフレットを開き胸を躍らせたあの瞬間からすべては始まっていたのだ。

ああ厳しい道のりでしょう。しんどさに満ち溢れた。
しかし素晴らしい道なのでしょう。楽しみに満ち溢れた。

まだ決めません、この道を歩くということは。
時間の猶予はまだあります。ほかの道も見てみたいのです。
けれど私には夢がありました。検察官になって、被害者を守ること。
そして今は、それを目標に変えられうるのです。

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